●209 過ぎし五年 すぎしいつとせ 〇すぎしいつとせおもえばよわのゆめか

 表題:過ぎし五年
 読み:すぎしいつとせ

 収録:(A)中等女子音樂教科書 教師用 巻之5 船橋榮吉,内藤俊二編 大阪開成館 1933(S.8).7.1=初 ◎Copy=(K68)
    (B)中等女子音樂教科書 巻之5 船橋榮吉,内藤俊二編 大阪開成館 1932(S.7).4.3=初/1932(S.7).11.20=訂正再版 ◎[A3-36],Copy=(K93)

 記譜:三部合唱(伴奏なし) ニ長調 2/4

 インチピット:ソソソド|ミレド|ラド|ドシソ

 曲:メンデルスゾーン,フェリックス(Mendelssohn, Felix)(1809-1847)[ドイツ]
 詞:犬童球渓


[詞] ※中等女子音樂教科書より (一部簡略)

1.過ぎし五年(いつとせ) 思へば夜半(よは)の夢かなつかし
  春の花も[照る月も|秋の月も共に]
  愛でしものを 今より誰(たれ)とわれは
  その花を[ああその月をああ誰と|あはれその月を誰と共に]めでむ
  過ぎし五年 思へば夜半の夢かなつかし
  ああ夢かなつかし

2.過ぎし五年 思へば夜半の夢かなつかし
  寒き朝も暑き[日も|晝も共に]
  學びにしを 今より誰とわれは
  その書(ふみ)を[ああその文字をああ|あはれその文字を]誰とよまむ
  過ぎし五年 思へば夜半の夢かなつかし
  ああ夢かなつかし


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